このページは,平成17年9月11日に行われた日本心理学会第69回大会ワークショップ「心理学者のための音声収録・分析・呈示テクニック」の内容をまとめたものです. |
要旨 |
近年コンピューターの高性能化によって、音声データをより簡単によりリーズナブルに扱うことが可能になってきた。しかし、音声データの取り扱いには専門的知識やテキストには記述されていないテクニックが必要とされるため、音声を扱うことに困難を感じる心理学者が多いように見受けられる。そこで本ワークショップでは、音声を定量的に扱ってきた研究者が、音声収録、分析、呈示のノウハウを解説する。たとえば、コミュニケーション場面における音声収録に適したマイクの種類や形状、刺激として音声を呈示する際のレベル調節の方法などである。これらの方法について、幅広い分野の研究者と知識を共有することが本ワークショップの狙いである。 |
メンバー |
企画者 | 日本学術振興会・京都大学教育学研究科 | 長岡 | 千賀 |
司会者 | 大阪電気通信大学情報通信工学部 | 小森 | 政嗣 |
話題提供者 | 宇都宮大学工学部 | 森 | 大毅 |
話題提供者 | 千葉大学大学院自然科学研究科 | 榎本 | 美香 |
話題提供者 | 産業技術総合研究所 | 芝崎 | 朱美 |
話題提供者 | 日本学術振興会・京都大学教育学研究科 | 長岡 | 千賀 |
指定討論者 | 大阪大学人間科学研究科 | 中村 | 敏枝 |
目次 |
高品質な音声収録のための基礎技術 (森 大毅) (PDF) |
高品質な音声収録のための基礎技術 (HTML) |
量子化精度,標本化周波数,ファイル形式 (HTML) |
音声刺激の評定区間の指示- QuickTime(tm)を利用した方法 - (HTML) |
音声の収録から効率的な転記・音声分析用データの作成まで (榎本美香) (PDF) |
音声収録の方法(パソコンに直接録音, MD・DATに録音→音声をパソコンに取り込む )(HTML) |
Wavesurfer, MultiTransを利用した転記・音声分析用データの作成(HTML) |
マルチモーダル談話分析のためのツール群(HTML) |
発話の開始・終了の同定のために:分析法と機器の選定 (長岡千賀) (PDF) |
発話開始・終了の同定−音の強さ・大きさの分析方法の紹介−(HTML) |
2話者の音声を別チャネルに収録するために有効なマイク(HTML) |
防音室の設置(HTML) |
合成音声に対する印象は呈示条件で変化するか?ー携帯電話の音声ー (芝崎朱美)(PDF) |
研究の背景 |
合成音声の紹介 2,3点 |
当日の配付資料 |
本WSで紹介した音響機器・ソフト等 |
論文への記載例(参考となる文献) |
お役立ちサイト |
お問い合わせ |
このページに関するお問い合わせは小森 ( komori@isc.osakac.ac.jp) までお願いいたします. |