工学部電子機械工学科の竹田晴見教授による「キャパシタを用いた蓄電装置とその制御方法」に関する発明が、日本、米 国、韓国、シンガポール、インドネシア、イラン、パキスタン、バングティシュにおいて特許を取得、さらに欧州(38か国)、中国でもすでに特許査定されま した。
キャパシタは、リチウムイオン電池などの二次電池よりも安全で、はるかに寿命が長いという特徴があります。しか し、蓄積電荷量に応じて電圧が変化するので取り扱いにくいという問題がありました。また、一般的に蓄電装置は多数のキャパシタによって構成されます。しか し、複数個のキャパシタを直列接続して充電すると容量の小さいキャパシタから過充電となり、最悪の場合には破壊するという問題もありました。これまでに も、過充電を防止する手法は提案されていましたが、発熱を避けることができず、蓄電装置を密閉した容器に入れることができないために実用化されませんでし た。
そこで竹田教授は、「直並列切り換え制御」と呼ばれる充電制御方法を発明し、蓄電装置を構成する全てのキャパシタ を殆ど発熱することなく、効率よく満充電にすることができ、さらに定電圧で出力する蓄電装置を開発しました。今回の発明は、大規模な蓄電システムにも適用 することができる発明として、各国から注目されています。
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