6月10日(金)、寝屋川キャンパスにて基礎理工学科の新入生歓迎行事「卵落としコンテスト」が開催されました。
「卵落としコンテスト」とは、A2ケント紙1枚、はさみ、ものさし、セロハンテープなどを使って緩衝器を作成し、生卵を校舎5階から割らずに落とす競技です。今年で記念すべき10回目を迎えたこのコンテスト、今年も新入生計21チームが科学の知識とモノづくりの技術を競いました。
学生たちは約1ヵ月前からチームに分かれて製作を開始。アイデアを出し合い、議論を重ね、試行錯誤しながら作品を完成させて本番に臨みました。
学生が作った作品はみな個性にあふれており、落下速度を弱めるためにパラシュート型にしたものやプロペラをつけたもの、衝撃を吸収させるためにクッション性を重視したものなど、様々な工夫が凝らされていました。
代表の学生が5階から作品を落下させるたび、落下地点の前でその様子を見守っていた他の学生や教職員からは歓声や拍手がおこり、会場は終始盛り上がっていました。また、落ちた卵はその場ですぐに調理し、皆でおいしくいただきました。
この日の結果は、卵を割らずに、かつ目標にもっとも近い位置に落下させたチーム「新鮮な卵」が最優秀作品賞を受賞しました。このほか、見事な発表を行ったチーム「欠席U」にはプレゼン賞、卓越したアイデアで作品を作ったチーム「ZAQ」にはアイデア賞、目標に一番近い位置に落下させたチーム「Egg Breaker」にはホールインワン賞が授与されました。
最優秀作品賞を受賞したチーム「新鮮な卵」の学生らは、「とにかく卵を割らないことを考えて製作した。チームのメンバー全員で協力して製作できてよかった」と語ってくれました。
この行事は学生らの知識や技術の向上だけでなく、グループにおける共同作業にも重点をおいており、この行事を通して各チームの、そして新入生全体の親睦が深まったようでした。また福田副学長(基礎理工学科教授)は「この行事を通して、マニュアルではなくアイデアでものごとを考えられる学生に育ってほしい」と新入生らの今後に期待を寄せました。
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次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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